変形性股関節症
股関節は人体の中で最も荷重のかかる関節です。それゆえ、負担のかかり方も非常に大きくなります。
股関節に痛みが出る症状は大きく分けて2種類です。
まず股関節事態に問題がある症状と股関節以外に問題がある症状です。股関節以外に問題があるものは大抵腰の影響が考えられます。股関節の症状で特に注意しなくてはいけないのが、変形性股関節症です。
変形性股関節症とは主に加齢からくるものが大きいですが、中には若い方でもスポーツで酷使をした方などは早い段階で症状が出始めることがあります。股関節はその形状が特殊で特に女性は関節の溝がとても浅くできています。これは色々な方向に自由に動かせるようにあらかじめ関節が浅くできているのです。そのため周りの筋肉にかかる負担が大きく、筋肉が弱ってくると途端に関節自体に負担がかかるようになります。その状態で使い続けた結果、関節が摩耗し、やがて軟骨がなくなり歩行するのも厳しい状態になっていきます。そして人工関節というものを入れなければいけなくなってしまうケースも多々あります。
そこで当院では、痛みはどの筋肉が影響していて、関節の角度はどのようになっているかなど、細かく観察して皆様に合った最適な治療を提案していきます。