変形性股関節症
股関節は人体の中で最も荷重のかかる関節です。それゆえ、負担のかかり方も非常に大きくなります。
股関節に痛みが出る症状は大きく分けて2種類です。
まず股関節事態に問題がある症状と股関節以外に問題がある症状です。股関節以外に問題があるものは大抵腰の影響が考えられます。股関節の症状で特に注意しなくてはいけないのが、変形性股関節症です。
変形性股関節症とは主に加齢からくるものが大きいですが、中には若い方でもスポーツで酷使をした方などは早い段階で症状が出始めることがあります。股関節はその形状が特殊で特に女性は関節の溝がとても浅くできています。これは色々な方向に自由に動かせるようにあらかじめ関節が浅くできているのです。そのため周りの筋肉にかかる負担が大きく、筋肉が弱ってくると途端に関節自体に負担がかかるようになります。その状態で使い続けた結果、関節が摩耗し、やがて軟骨がなくなり歩行するのも厳しい状態になっていきます。そして人工関節というものを入れなければいけなくなってしまうケースも多々あります。
そこで当院では、痛みはどの筋肉が影響していて、関節の角度はどのようになっているかなど、細かく観察して皆様に合った最適な治療を提案していきます。
変形性股関節症 - 臨床紹介
既往症として2年前に腰椎椎間板ヘルニアで手術をされている方で、その影響からか右膝から下に痺れと感覚障害が出ていました。歩行時に右脚に上手く力が入らず左脚に相当負担がかかっていたと思われます。初期の症状は左股関節の歩行時の痛み、階段の上り下りの際に腿が上がりずらいといった症状でした。
触診していくと股関節自体の痛みではなく、周りの筋肉が疲労することによって痛んでいる事が分かりました。患部に対するマッサージや超音波なども行ないましたが、腰にかかっている負担を取り除き、右足の症状を改善させることを最優先に行いました。
現在は右足の痺れ、痛みは多少残りますが、左股関節は全く症状が出ておりません。その後は当院の体操教室にご参加いただいております。

さくらメディカル整骨院グループは、プロバスケットボールチーム「横浜ビー・セルコアーズ」を公式パートナーとして応援しています。