外側上顆炎
肘の疾患の中でもポピュラーな疾患です。
以前は、テニス肘と呼ばれており、スポーツ外傷の一つでしたが、現代のパソコン社会におきましては、デスクワークや携帯電話の使い過ぎでも発生いたします。
発生原因は?
そもそも外側上顆とは上腕骨にあります。この外側上顆より数種類の伸筋と呼ばれる筋肉が指まで伸びております。(手の甲側)
1.長橈側手根伸筋
2.短橈側手根伸筋
3.総指伸筋
4.尺側手根伸筋
5.小指伸筋
6.回外筋
これらの筋肉の使い過ぎにより外側上顆部分で炎症が起こり痛みを発生するのです。
このような日常生活動作で肘に痛みが出たら注意!!
1.手関節を背屈(甲側に曲げる)して買い物袋を持つ。
2.ドアノブを回す。
3.ペットボトルのふたを開ける(閉める)。
4.雑巾をしぼる。
5.パソコンを使用中。
6.携帯電話を使用中。
このような症状がございましたらお気軽にご相談ください!
当院ではまず前腕部の伸筋の緊張、疲労をとり、患部に超音波治療を施します。
ある程度、痛みが取れてきましたら肩関節や手首など他に患部に影響を及ぼしているであろう部位の治療も行なっていきます。このような症状は実は患部だけに原因があるわけではありません。そして、一番大切な日常生活動作のご指導をさせて頂きます。